春高同窓会は、平成30年6月、高校創立120周年を記念する同窓会事業として「大河滔々奨学基金」を創設しました。春高在校生で、様々な困難を抱えながらも学習意欲の高い生徒を支援するために給付する返済義務のない給付型奨学金です。
同窓会の中から選ばれた運営委員会により基金の運用や給付者の選考などが行われています。昨年度までに76人の生徒に830万円を給付しました。現在、約2800万円の基金残高があります(昨年度決算額)。
同窓会の皆様には基金への寄付等にご協力いただき、心から感謝いたします。
今年度、運営委員会から意見があり、制度の運用を一部見直しました。
これまでは規程上「経済的に様々な困難を抱えている」と定められていて、学習意欲がありながら経済的理由で断念せざるを得ない生徒を給付対象としていました。
今年からは「人づくり」という観点から、例えば、海外への留学を希望する生徒、国などが主催する能力向上プログラムへの参加者、本校生徒がグループで取り組む研究活動などへの支援も加え、生徒たちの積極的な学習活動や研究活動に対する給付を拡充しました。6月の同窓会総会で説明し、ご理解をいただいたところです。
7月30日に、制度の新たな運用に基づいた今年度の第1回運営委員会が行われ、生徒5人と1グループ(10人)に95万円の奨学金が給付されました。
このグループ研究は、鹿児島県屋久島環境文化センターと相談しながら組んだオリジナルプログラムで、茨城県茗渓学園高校との合同研究です。独自の生態系を有する屋久島固有の生物や動物の生育実態研究など、4泊5日の現地フィールドワークに本校生徒10人が参加するもので、早速制度改正の趣旨を生かした給付となりました。
(興味深い研究で結果をぜひ教えてほしいです。)
- フールドワークの様子
- 現地での調査研究の発表
奨学金の本当の成果が目に見えるようになるのは、まだ10年以上も先のことになるでしょう。ただ、激動する社会の将来のリーダーとなる現役世代を育て応援することも、同窓会としての大切な役割だと思います。熱い思いを持ちグローバルに活躍できる人材がたくさん輩出することを願って、同窓会として精一杯の支援を続けていきたいと思います。
埼玉県立春日部高等学校同窓会会長 種村 隆久
*関連ページ: 種村隆久会長の挨拶(2022年7月公開)


